「たそかれ珈琲」さんをご紹介します
那覇市の久茂地川沿いに、ひっそりと佇む珈琲屋「たそかれ珈琲」さん。
(「たそがれ」ではなく「たそかれ」です。)
店内はこぢんまりとしていて、2名がけのテーブル席が6つ。店主さんがおひとりで切り盛りされているとても落ち着いた空間です。日常から少し離れて、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりのお店です。
こだわりの珈琲とからだにやさしい食事
ここでは、私の好きなネルドリップで丁寧に珈琲を淹れてくれます。使う豆は毎朝、手回しの焙煎機で焙煎されているそうです。
珈琲は「酸味の珈琲」「苦めの珈琲」「苦め濃いめの珈琲」450〜500円から選ぶことができます。この独特なメニューの書き方については、後ほど触れます。
私はいつも「苦め濃いめ」を選びます。豆はマンデリン。ただ、普段から深煎りばかりを好んで飲んでいる私にとっては、それほど苦味や濃さは強く感じません。むしろ、まろやかでほのかな甘みもあり、とてもバランスのとれた一杯だと感じます。どなたにもおすすめできるやさしい味わいだと思います。
「猿楽珈琲」さんからのつながり
私がこの「たそかれ珈琲」さんを知ったのは、神奈川に住んでいた頃に通っていた「猿楽珈琲」さんの店主さんのご紹介なのです。沖縄へ引っ越す時に、「那覇に『たそかれ珈琲』という素敵なお店があるよ。」と教えていただきました。
初めてお店を訪れ、お店を後にしようとした時に「猿楽さんにご紹介されて来ました。」と伝えると、店主さんはとても驚き、そして喜んでくださいました。
店主さんが「猿楽さんは自分のルーツなんです。」とお話しされていたのが印象的でした。このような珈琲屋さん同士の温かいつながりに触れて、私自身もうれしくなりました。
独特なメニューの書き方のこと
初めてメニューを見た時に、すでにうれしい驚きがありました。
先のメニュー表の「ふつう目」「苦め」「苦め濃いめ」。これは、猿楽珈琲さんのメニューと同様の表記なのです。
店主さんとお話しする前から、その「ルーツ」を大切にされている方なんだな、ということが静かに伝わっていました。